【新作:漆コラボ作品】Linne〜輪廻〜
【新作:漆コラボ作品】Linne〜輪廻〜
タグボートアートフェアにて、
新作の漆コラボレーション作品を3作品、お披露目いたします。
漆と現代アートが融合したLinne〜輪廻〜シリーズは、
塗師 青柳 匠郎と現代美術家 Limoがコラボレーションした実験的な作品です。
ひとつめ:Linne〜輪廻〜003
世界をコンセプトに漆とレジンを組み合わせ、日本文化と現代アートを融合した作品。
漆と珪藻土を混ぜた錆で立体的に盛り、その上に漆と金粉を施して、大地を表現。
その漆の大地に
レジンのピースで作られた色彩豊かな雲が世界中に広がっている作品。
世界にはさまざまな問題がひしめきあっていますが、
人々の前向きで明るい気持ちが、これからも世界を彩り、カタチを変えていくとの、思いで作られた作品。
ふたつめ:Linne〜輪廻〜004
世界をコンセプトに漆とレジンを組み合わせ、日本文化と現代アートを融合した作品。
影のような大地とカラフルな漆のコントラストが魅力的な作品です。
大地は黒い漆で表現。
背景には色漆を垂れるように塗り重ねてあります。
漆というと、黒や赤をイメージされますが、今は漆にはいろいろな色があります。
色とりどりの漆が上がっていくイメージは、これからの世界がより面白く発展していくとの願いを込めています。
そして、
みっつめ:Linne〜輪廻〜005
世界から眺める日本をコンセプトに漆とレジンを組み合わせ、日本文化と現代アートを融合した作品。
日本の象徴である日の丸をイメージし、日本都道府県を円形に配置。
黄金に輝く日本列島が再構築されて、国旗を表現しています。
透明のレジンのピースは花をイメージし、日の丸のカラーである赤を漆で色付けしました。
さまざまな問題が山積みな日本ですが、外から日本を眺めると、改めて日本の素晴らしさを実感します。
今回のシリーズから、フレームも漆塗りしております。
シボ漆という豆腐と黒漆を混ぜて作った漆をフレームにあしらっております。
タンパク質に反応して少し粘り気のある漆になるのでポコポコとした凹凸が作れるんです。
この凸凹が、世界の大地の凸凹感とマッチしたフレームになっています。
2020年に発表した
Linne〜輪廻〜001(金魚)と002(雷神)は完売しております。
日本文化と融合した新しい現代アート作品のお披露目は、明日、3月6日・7日のタグボートアートフェアにて。
ブース:19にてLimoも両日在廊しております。
皆様にお会いできることを、とても楽しみにしております。
Limo
tagboat art fair
会期:2021年3月6日〜2021年3月7日
会場:東京ポートシティ竹芝 3F
住所:東京都港区海岸1-7-1
開会時間:11:00〜19:00(最終日は18:00まで)