
pathology
新しい作品の模索のために病理学研究室を見学させていただく機会をいただきました。
病理学(pathology)とは、病気の原因とメカニズムを明らかにすることを目的とする学問です。病理組織診断は疾患の診断の必要不可欠な手法です。
実は私は大学の時に、病理学のゼミに在籍し、顕微鏡で細胞や組織を観察していました。

心の細胞シリーズは
この病理学ゼミで学んだ経験から生まれた作品なんです。
改めて病理診断のことをもっと知りたいという気持ちが湧き起こり、
今回、恩師にお願いして、特別に見学させて頂きました。
私の恩師は現役の病理医で日々顕微鏡からみた組織や細胞の診断を行なっています。

その研究室はとある総合病院の一角にありました。
一般の方は立ち入り禁止のその場所は、日常とは少し切り離された特別な空間でした。
無駄な装飾は一切なく、
整然と存在している薬剤や機械。
そして、一定の機械音とそこで働いている人々。
日常とは少し空気感が異なります。
淡々としながらも、探究や好奇心に満ち溢れている空間そのものにも強い興味を抱きます。
検体を顕微鏡でみるためのさまざまな工程。
そして、
顕微鏡から眺める組織や細胞。
ひとつの空間にいろんな視点が凝縮され、人間の組織を顕微鏡を使って、診断していく病理の世界を垣間見ることができました。
このような体験が
新しい作風の一つのヒントになり、作品のスパイスになっていくんだと感じます。

- 【Stay-Art-Project 】 "Stay by thoughts" hotel art project
- 【Stay-Art-Project 】Small Wire Human Body Rental Experiment
